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現代中国の裏窓

左手が<とう骨神経麻痺>という病気に見舞われたのが2月の最終土曜日の朝だったので、早や二ヶ月になる。指先の運動能力は回復してきており、物をつまむ力は元気を取り戻してきてくれたが、まだ手首には全く力が入らない。つまり、<幽霊の手>状態は依然として回復の兆しがない。だから、このシーズンに釣りらしきものにはぜんぜん行っていない。小学3年以来初めてのことである。
しかし、釣りはできなくても仕事はできる。こんな不公平なことがこの世にあっていいのか!仕事は無理でも釣りならできるという病気は世の中に無いのか?ちきしょう!
このブログに「ときどきフライアングラー」というタイトルをつけておいて本当によかったと今思っている。それは同時に「ときどきは“NOT”フライアングラー」という意味にも通ずるからである。
だから、<書きたくてしょうがない病>に陥った今、釣りと関係ないテーマを持ち出そうと思っている。それは<現代中国の貧富の差の拡大>を目の当たりにして、広州から今日帰国し、興奮さめやらないからである。 ホテル

泊まったホテルは三ツ星クラスだが、今週行なわれた広州交易会のときだけは突然五つ星クラスのお値段に暴騰する。宿泊客全員がこの広州交易会にやってくる客で、7割が白人、3割が日本人と韓国人だ。玄関はご覧の通り。ドアボーイが二人もいて西洋の高級感を憧憬している気配がデザインにありありと読み取れる。
部屋に入ると作りはそこそこ良くて、欧米人の好みを過不足無く取り入れた、合理的な作りになっている。
カーテンを開けて外の風景を見た。それが次の写真である。決して貧民窟ではない。中国ではごくありふれた一般的な家並みの風景である。いえなみ2

しかし、それにしても古く、きたなく、小さな家々が密集している。だがこれが普通の中国人の住居の典型なのだ。そして、遠景にはこのホテルと同様の高層ビルがいくつか建ち並んでいるのが見える。
最近中国国内の貧富の差に関することがよく日本で報道されるが、その内容は<都会と地方の貧富の差>についてが主だ。そこには必ず<発展する中国のスピード>への脅威をにじませたものばかりであって、<都会に暮す一般の人々の生活の現状と変化>をしっかり見据えたものは少ない。しかし、都会で起きている貧富の差の拡大の問題の現状を知らないと<今まさに沸騰しそうになっている中央政府批判>の根っこがどこにあるのかが分らないだろう。
ボクに言わせれば今の中国はヒゲ面男に無理やり白粉を塗りたくって即席のオヤマに仕立て上げたようなものである。世界中の人はそれに気づいているし、多分当の中国も分っている。しかし、広州交易会の入場口で<気をつけ>の姿勢を微動だにくずさず何時間も立ち続けているこの中国解放軍兵士の表情に表れているように、今の中国は<ヒゲ面男のオヤマ>を貫き通す意志の強さを内外にはっきりと打ち出している。少しばかりの覚悟ではこの国の国策にクレームはつけられないのである。兵士

さて、次の日の早朝、ボクは部屋の窓から見える街に散歩にでかけることにした。その街から今自分が泊まっているホテルはどう見えるのかをつぶさに観察してみたくなったのだ。
531 530 532 小売店
中国の裏町の路地は狭い。荷車を引いた人がやってきたりすると壁に貼り付くようにしてよけなければならない。複雑に入り組んだ(多分敵の襲撃から身を守るための作りなのだろうが)路地の一角に小売店(シャオマイディエン)があったりする。日本で言えば“何でもや”という感じだ。シャオマイディエンには二人の小姐(シャオジェ)が椅子に座って揚げパン(ヨウディアル)を食べている。学校へいっているんだかいないんだか、心配になる。
ホテル

この写真が路地からホテルを見上げた写真だ。枝の間から覆いかぶさってくるような圧迫感がある。ホテルを見上げているのはボク一人だ。ここの住人は節目がちにそそくさと通り過ぎるばかりである。
乞食

大通りには昔ながらの乞食もいる。子供を育てるお金を恵んでくださいというのだろうが、それにしてはこの子は決して痩せてはいない。本当に満足に食べられなかった戦後日本の乞食とは本質が違う。なぜ乞食をしているかというと、収入の割りに楽な仕事だからである。
中国人は同じお金を稼ぐならできるだけ楽に稼ごうとする。だから、工員なども賃金が良い仕事があると聞くとすぐ転職する。日本人も同様に転職するが、「同じだけ働いて沢山お金をもらえるなら」というように、金額に重きを置いた考え方をするのに対して、中国人は「同じ金額を稼ぐのに短い時間働けばそれでよいのなら」という<楽さ加減>に重きを置いた考え方をする。日本人から見ると中国人は生来怠け者にみえる。
一方中国人の方からみると「日本人は理解できないほどロボットのようなところがある」という。ある中国人から日本に留学中にコンビニでバイトをしたときの体験談を聞いたことがある。コンビニといえども夜の二時を過ぎるとさすがに車一台も通らない時間帯が続くという。そのコンビニは十字路の角にあって目の前に信号がある。その、車一台、バイク一台通る様子の無い交差点で、大半の日本人は信号が青に変わるのをじっと待っている、そのことが中国人にとって大変不気味なものに感じると話してくれた。彼は私にこう言った「信号というのは“人と車”とか、“車と車”とか、とにかく二者の優先順位を決定する道具なのに、何故日本人は相手もいないのにじっと耐えて待っているのですか?」と。
逆に中国人の信号の渡り方は危険極まりないと思う。真昼間の繁華街で車がガンガン走ってくるのに、赤信号もお構いなしに車と車のあいだをすりぬけて行こうとする。それも一人ではない。何人もがズリズリ、ズリズリ赤信号を横断していく。当然事故も多い。そのことを彼の中国人に言ったら、それは自己責任だという。いけると思えばいけばいいし、ヤバイと思えばやめればいい。行って事故っても、やめて遅刻してもすべては本人の自己責任だという。
すると最近の日本でのこの流行語は、今まで付いていた信号機を取り外して、行こうがぶつかろうが皆おまえらの自己責任、行政の知ったこっちゃないってことを意味するのかい?じゃあ税金は何のために払わされているんだろうか?まぁ、とにかく自己責任の範囲が広がりそうな気配は間違いないので、結果オーライになるように、ボクはチベットのお守りの<天珠>をあつめるんだい!
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