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花見プラス1

DVC00004.jpgオラッチはもともとあんまり桜は好きじゃない。ズルイって思う。桜が好きだっていう人の80%以上は、世間で桜がもてはやされているって聞いて、自分もその流れに乗っているだけだと思う。オラッチが梅が好きなように<腰の座った好きになりかた>をしている人はとんとお目にかかってない。そう思っていたら一番身近な人がどえらい背景を背負って桜を見ていることを聞かされた。嫁いで来て30年以上もたった今になって聞かされた話だ。
妻が育った家は飲み屋で、いわゆる赤ちょうちんである。妻の母親は、浅草のしもた屋でバクダン飲ませるような法律すれすれの店をたった一人で切り盛りして、糖尿の夫と5人の子供を死なせずに持ちこたえた底力のある人だった。妻はその兄弟5人の末っ子として生を受けた。家族全員からの寵愛を一身に受けて育ったわけだが、家族にはそもそも金がない。小さい頃に飲み食いして楽しかった記憶が実はひとつしかないという。その妻のたったひとつだという食べ物の記憶とは、年に一度だけ母が自分と一緒に外出をしてくれた記憶…上野公園に桜を見にいき、ゆでタマゴをひとつずつ買って木の下で食べた記憶なのだそうである。桜の花の記憶はゆでタマゴと母の記憶なのである。ゆでタマゴのにおいは母のにおいなのだろう。ゆでタマゴのぬくもりは母のぬくもりなのだろう。
そのとき以外は母は朝から晩まで働き通しに働く<飲み屋のおかみ>だったそうだ。
今日夫婦でひとつずつゆでタマゴを持って近所の公園に桜を見にいった。桜の木の下で二人でゆでタマゴを食べて帰ってきた。どうやら、我が家の新しい決まりごとになりそうである。
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コメント

DON BESSY止めてくれよ~。明日、目が腫れちまうだろう・・・でも、いい話だな~。判っているでしょうが・・・ひろこさんを大切にしないと駄目だよ・・・

桜には桜としての良いところを感じます。ふだんから身近に桜の木々に囲まれているので、四季を通じて桜を自然に観察しています。

花が桜の総てではないです。桜の紅葉もいい風情ですよ。
木枯らしが吹いてもなお数枚の紅葉が残る、なんていいもんです。

さて、花芽がぐんと一気に膨らむ数日間は、木々からものすごい生命力のオーラを感じます。圧倒的な力で迫ってきます。風雪に耐えて来た武骨な桜の木の枝ぶり、全体の樹型を見渡せば野暮なほどな武骨さ。そんな暗色の、溶岩のようなごつごつの幹の枝の先に、いったいどうしてあんなにかわいい花が咲くのか。どうして花の色はあんなに微妙に薄い桜色なのか。桜は、そういうアンバランスな美しさも味わい深いものです。

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